学校の休み時間でも、下校後も子供は所かまわず、よく遊んだ。遊びの種類は沢山あり、遊具も殆どが手作りだ。集まった子供が何をして遊ぶか、もめることも無く直ぐに決まった

 


じゃんけん いろいろ

●じゃらっけっつ ほい あいこで しょ

●けっけっけ けっけっけ

●じゃんけんしょん あいこで しょ

 

道産子じゃんけん

じゃんけん ほかほか 北海道

あいこで アメリカ ヨーロッパ

パリ フランス ドイツ

つりあがった 目玉

マサカリ担いだ 金太郎 

お馬に乗った 兵隊さん

(思い出せなかった最後の「お馬に乗った兵隊さん」はHPの来訪者からお知らせいただきました)

 

じゃんけんの掛け声

じゃんけんは手を使てする時もあるが両足を横に開くとパー、前後はチー、両足を揃えるとグーである。

戦時中の子供のジャンケンの掛け声にハワイ、軍艦、沈没の三つを使った掛け声もあった。ハワイはパー、軍艦はグー、沈没はチーを意味する。ジャンケンの勝負は三度目が決めである。それぞれが足を開いたり閉じたりしながらこのように掛け声をかけてジャンケンをする。

「ハワイ、軍艦、ハワイ」「軍艦、ハワイ、沈没」「沈没、沈没、軍艦」。

一対一のジャンケンでは掛け声は一人が発し、決めで同型なら相手の負けとなる。

 

じゃんけんの前

手の甲の皮膚を少しつまみ上げ 次のジャンケンの出し方を占う

 

じゃんけん遊び

ちょっと パラさん

グスベリ かみに

つつんで ちょうだいな

 

ぐうちょっぱ

大きな声で「ぐー」といって拳固を出す。相手がつられて拳固を出すと負ける。

大将、家来とならび最も負けたものが乞食で、上位の者にジャンケンをしてランクを上げて行き、大将には最敬礼を要する。

 

すちゃらか すちゃらか

すちゃらか すちゃらか すちゃらか ホイ

すちゃらか かったよ すちゃらか ホイ

すちゃらか まけたよ すちゃらか ホイ

手遊びとじゃんけんが組み合わさったゲーム。すで手を叩きちゃらかで相手の手とあわせ、ホイでじゃんけんをする。勝ったほうが両手を挙げ万歳、負けの方は膝に手を置き頭をさげ、あいこは両手を腰に構える。

 

ずいずいずっころばし

ずいずいずっころばし ごまみそずい

茶つぼに追われて どっぴんしゃん

ぬけたら どんどこしょ

俵のねずみが 米食ってちゅう

ちゅう ちゅう ちゅう

しんしきでっぽう 

しんしきでっぽう ごうでっぽう

 

鬼が早く数を数える

 1.2.3・・・・9.10の代わりに言いやすい言葉に置き換えた

● だるまさんがころんだ=10。「だるまさんがころんだ」を10回言うと100かぞえたことにする。

● にいたかやまのぼった ニイタカヤマノボツタ=10。

当時日本で一番高い山は富士山でなく台湾の新高山だった。

 

遊び終わり いろいろ

やーめ チンコロコン (遊びの終わり宣言)

蛙が 鳴くから 帰える (遊びの終わり)

おみやげ三つ たこ三つ (遊び終わりの別れ際互いの背中をたたく)

 

さいなら三角 (遊びが終わり、家に戻る時に歌う)

さいなら三角 また来て四角

四角は豆腐 豆腐は白い

白いはうさぎ うさぎは跳ねる

跳ねるはのみ のみは赤い

赤いはほうずき ほうずきは鳴る

鳴るは屁 へはくさい

くさいは便所 便所は長い

長いは廊下 廊下はすべる

すべるはとっちゃのはげ頭

 

からす (夕焼け時に家に戻る時に歌う)

からす からす お前の家が 焼けたから 早く 行って 水かけろ

 

ご飯だから 帰る (ご飯だよーとの呼び声がして)

 

指きり げんまん (次の約束して別れる)

指きり げんまんうそついたら 針千本 飲―ます

 

夕焼け こやけ (遊び終わって家に帰りしな歌いながら片方の履物を放り上げ天気占いをする)

夕焼け こやけ あした 天気に なあれ