季節が変わると遊びの種類も変わる。周りの自然が季節を彩り、子供の口ずさむ歌も移り変わる。

うさぎ

うさぎ うさぎ

なに見て はねる

十五夜お月さん

見てはねる

 

お猿

おサルのケッツは

真赤か

ゴンボ焼いて

くっ付けろ

 

お月さんいくつ

お月さんいくつ 十三ななつ

まだ年ゃ若いな

あの子を産んで この子を産んで

だれに抱かしょ おまんに抱かしょ

おまんどこいった 油買いに茶買いに

油屋の前で 滑ってころんで

油一升こぼした その油どうした

太郎どんの犬と 次郎どんの犬が

みんななめて しもうた

その犬どうした

太鼓に張って

あっち向いちゃ ドンドコドン

こっち向いちゃ ドンドコドン

ばあさまの子守唄だったか。裸の幼児を懐に入れて、語るように歌う。

 

からす

かーらす かーらす かんざぶろー

おまえのうちが やけたから

はーやく いって みずかけろ

みずがなければ かしてやる

はーやく いって みずかけろ

 

ほたる

ほたるこい

ほ ほ ほたる こい

あちの水は にぃがいぞ

こっちの水は あぁまいぞ

ほ ほ ほたる こい