遊び道具が無くても楽しさは抜群。伝承された歌に合わせ決められた演技をする。間違わずに続くと気持ちがいい。手遊び歌は女の子の好きな遊び歌だ。

かごめ かごめ

(手つなぎ遊び)

かごめ かごめ

籠の中の鳥は

いつ いつ でやる

夜明けの晩に

つるつかめと すべった

うしろの正面

だあれ

 

かれっこ 焼いて

かれっこ 焼いて 

ひっくりかして 焼いて

おしょちゅを つけて あむあむ あむあむ

 

ずいずいずっころばし

ずい ずい ずっころばし

ごま味噌ずい

茶壷に追われて

とっぴんしゃん

ぬけたら どんどこしょう

俵の鼠が 米くって ちゅう

ちゅう ちゅう ちゅう 

お父(ど)さんがよんでも

お母(が)さんが呼んでも

行きいっこ なぁーしよ

井戸のまわりで

お茶碗欠いたの だぁーれ

 

子供たちが握った手を出し、1人が人差し指で順に握りこぶしの穴を挿しながら巡回する。歌の最後に挿された子はその拳は引っ込める。最後まで残ったものが勝ち。

 

せっせっせのよいよいよい 

せっせっせのよいよいよい

すちゃらか すちゃらか

すちゃらか ほい

すちゃらか かったよ

すちゃらか ほい

すちゃらか あいこで

すちゃらか ほい

すちゃらか まけたよ

すちゃらか ほい

 

車座になり全員でスチャラカの間に1拍し次に両隣の子と手を打つ、3回繰り返しホイで全員でじゃんけんをする。

 

美しき天然 

せっせっせ ぱらりとせ

空にさえずる 鳥の声

峰より落つる 滝の音 (以下省略)

 

歌により手合わせのフリが決まっていて、誰もが出来た。

 

じゃんけん手遊び

ちょっと 

パラさん

グすべり 

紙に つつんで

ちょうだいな

 

つぶや つぶや

つーぶや つーぶや 豆つぶや

おしょゆに につけて あがらんしょ

どうも どうも

しょっぱいね

 

一かけ 二かけて 三かけて

一かけ 二かけて 三かけて

四かけて 五かけて 橋をかけ

橋の欄干 腰をかけ

はるか向こうを 眺むれば

十七八の ねえさんが

花と線香を手に持って

姉さん姉さん どこ行くの

私は九州 鹿児島で

鉄砲で撃たれた 父上の

お墓参りに参ります

お墓の前で 手を合わせ

南無阿弥陀仏と 拝みます

 

あんがり目

上んがり目

下がり目

ぐるっとまわって

ねーこの目

 

青山どてから

せっせっせ ぱらりとせ (出だしの掛け声)

青山土手から 東山見ればね 見ればね

見れば 見るほど 涙がぽろぽろ  ぽろぽろ

流れた涙を 袂でふきましょ  ふきましょう

拭いた袂を 洗いましょ 洗いましょう

洗った袂を しぼりましょ しぼりましょう

しぼった袂を 干しましょ 干しましょう

干した袂を 畳みましょう 畳みましょう 

畳んだ袂を しまいましょ しまいましょう

しまった袂を 鼠ががりがり がりがり

それを見た おばさん おいちにの アップ

 

青葉茂れる

青葉茂れる桜井の 里のわたりの夕まぐれ

木の下蔭に駒とめて 世の行く末をつくづくと

忍ぶ鎧の袖の上に 散るは涙かはた露か

 

替え歌

青葉茂ちゃん 昨日は

いろいろお世話になりました

わたくし 今度の日曜日

東京の女学校に参ります

あなたもよくよく お勉強

なさってください 頼みます

 

竹わり 

ひと投げ ふた投げ みい投げ 

よ投げ いつやの むすこさん 

なにゆって やかまし

ここらへとんで 大阪見物 一巻 

(歌詞の記憶状況?)

技が代わると歌も変わる

ひと立ち ふた立ち みー立ち よ立ち

ひと投げ ふた投げ みー投げ よ投げ

ひとねじり ふたねじり みーねじり よねじり

ひと前 ふた前 みー前 よ前

ひと返し ふた返し み返し よ返し

 

替え歌

ひと立ち ふた立ち

みー立ち よ立ち

いつやの 息子さん

タンブクロさ 糞つけて

洗っても 落ぢね

なめたけ 落ちだ 一巻

 

冬から春にかけ、学校で大流行だった。運動場の隅は女の子で塞がれていた。

茶摘

せっせっせ ぱらりとせ

夏も近づく 八十八夜 トントン

野にも山にも 若葉が茂る トントン

あれに見ゆるは 茶摘じゃないか トントン

あかねたすきに すげのかさ トントン