歌と遊びの型が決まっていて、歌を歌いながら集団で遊ぶ。歌と動きがぴったり合い楽しさも膨らむ。年少の男も混ざることもあるが、主に女の子の遊びだ。

あぶくたった 煮いたった

○あぶくたった 煮いたった

△煮えたか 煮えねか たべてみよ

あむ あむ まだ煮えない

○もう煮えたか食べてみよ

△あむ あむ あむ

○隣の奥さん時計なん時

△夜中の十二時

○奥さんの名前なんていうの

△柳の下のお化け

最後、「柳の下のお化け」と鬼が言うとで皆がパット散る、鬼に捕まると鬼と交代する。

 

「手つなぎ遊び」

かごめ かごめ

かごめ かごめ

籠の中の鳥は

いつ いつ でやる

夜明けの晩に

つるつかめと すべった

うしろの正面

だあれ

主に女の子の遊び

1人が輪の中に目隠しをしてしゃがみ、他の子は両手をつなぎ輪にる。歌いながら右回り、歌の終わりで、鬼の真後ろの子の名前当てをする。当たらなければ、鬼が続き、当たれば鬼が交代する。

 

さいなら三角

さいなら三角 また来て四角

四角は豆腐 豆腐は白い

白いはうさぎ うさぎは跳ねる

跳ねるはのみ のみは赤い

赤いはほうずき ほうずきは鳴る

鳴るはへ へはくさい

くさいは便所 便所は長い

長いは廊下 廊下はすべる

すべるはとっちゃのはげ頭

どちらにしようかな

どちらにしようかな となりの おばさんに よくよく きけば わかります

二者択一の際、甲乙を指で交互に指して、歌の終わりで指している方を決めとする。

 

はないちもんめ

ふるさとまとめて はないちもんめ

ふるさとまとめて はないちもんめ

○○ちゃん取りたい はないちもんめ

□□ちゃん取りたい はないちもんめ

(じゃんけん)

勝ってうれしい はないちもんめ

負けてくやしい はないちもんめ

 

女の子の集団遊び

二群に別れ、互いに向き合って列を作る。先攻を決め、先攻は歌にあわせて前進し、スカウト希望を唱える。後攻めも、同様に歌にあわせて前進、スカウト宣言。代表者のじゃんけんで勝者は相手側の引抜が成功し、勝って嬉しいと歌う、相手方は負けて悔しがる。歌の主体となるほうが前進すると、相手は後退する。交互に前進後退を繰り返す。「もんめ」のところで前に蹴る。引き抜き合戦、人気者が狙われる。

 

通りゃんせ

○通りゃんせ 通りゃんせ

△ここはどこの 細道じゃ

○天神様の 細道じゃ

△どうか通して くだしゃんせ

○御用のないもの 通しゃせん

△この子の 七つのおいわいに

お札を 納めに参ります

○行きはよいよい 帰りはこわい

こわいながらも 通りゃんせ 通りゃんせ

 

女の子の遊び。二人(○印)が繫いだ両手を高く上げ関所を作り、下を列になった子ら(△印)が通る。交互に歌ういながら通過するが歌の終わりに関所がしまる。じゃんけんで関番が交代。また、捕らえた子に小声でAが好きかBが好きか問い、組み分けをする、次の遊びに移るための前遊びともなる。

 

坊さん 坊さん

坊さん 坊さん

どこいくの

わたしは 田んぼへ稲刈りに

そんなら 私も連れらんせ

お前が行くと 邪魔になる

かんかん坊主 糞坊主

うしろの正面 だぁれ

 

輪の中の鬼は目を瞑りしゃがみ、たの子は手を繫いで輪になり、歌いながら回る。歌の終わりでとまる。鬼は後ろになった子を手探りで当てる。

 

らかんさん

らかんさんが そろったら

まわそじゃないか

よいやさの よいやさ

よいやさの よいやさ

よいやさの よいやさ

よいやさの よいやさ

 

女の子の遊び

一組が大抵は4人、夫々が右足を膝で曲げ、足首を後ろの子の内膝に挟む。

4人の足が揃って組み終わると、櫓状になるので、右手を前の子の肩に添え、片足で一緒に右回りする。その時、全員で歌うのがこの歌。

呼吸が合わないと、櫓組みがばらけてしい続かない。上手になると、両手で手拍子を打って回転を続け、回転数を競う。